世界経済を覆う「暗雲」は何をもたらすのか。
昨日の日経平均は反落。
良くも悪くもきっかけがなく、
売買に積極的になれないなかで、
利益確定の売りが主導となって、
前日までの反動安となりました。
リバウンドは常に発生しますが、
一時的な反動が長期的なトレンドを、
変化させていくわけではありません。
株価位置を確認してみても、
この水準を大きく越えてまで、
上値を追っていくためには、
一定の材料が必要と思われますが、
各国当局が出す「玉」はどれも、
現時点でそれほど威力はありません。
一方、世界経済をめぐる「暗雲」は、
やはり重く横たわっています。
物価上昇のピークアウトは、
確かにそれなりの好材料ですが、
原油価格や食糧価格などをみても、
高止まりしそうな状況でもあり、
世界経済全体をボディブローで、
さらに弱らせていく恐れがあります。
ウクライナにおける戦争の推移など、
重要な要件も多々ありますので、
これらを踏まえ今年後半に向けて、
相場のシナリオがどうなっていくか、
次号メルマガ(第424号:6月5日)で、
改めて詳しく分析する予定です。
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