「岸田政権」は「10月危機」に対処できるか。
先週の日経平均は大きく下落。
中国で異変が進行しており、
海外に不安が燻っているなか、
米国でも波乱の種が炎上し、
世界市場を揺さぶり始めました。
米国の債務上限問題については、
前号メルマガ（第389号：10月3日）で、
あらためて詳しく分析しましたが、
「その懸念がある」というだけで、
市場に衝撃を与えるのに十分です。
海外に不安の種があったとしても、
日本の新政権が機敏に対応して、
対抗する株高の「玉」を出せば、
切り返せるのかもしれませんが、
前号メルマガで指摘したように、
想定される政治日程の通りなら、
迅速な動きはあまり期待できません。
当面、「10月相場」の焦点は、
米中の両国が「10月危機」懸念に、
どう対処していくのかとともに、
「岸田政権」の経済・株価対策が、
どのような内容になるのかで、
大きな方向性が決まるわけですが、
すべて刻一刻と激しく動いており、
予断を許さない展開が続きます。
前号メルマガのなかで指摘した、
市場コンセンサスによる「適正値」、
「居心地のいい水準」を参照しつつ、
相場環境の変化の度合いを見極め、
株価位置が適正かどうかを判断して、
売買の戦略を立てたいところです。
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