「戻り局面」と景気後退時のトレンド。
昨日の日経平均は大幅上昇。
米国の物価と金利の上昇に、
一服感が出てきたのを受けて、
米国株に買い戻しが広がって、
日経平均にも波及した格好です。
また、景気後退の足音を前に、
各国当局が準備する「玉」や、
ウクライナにおける戦争で、
停戦の機運が再浮上しているのも、
前号メルマガ(第423号:5月29日)で、
詳しく分析しているところであります。
もっとも、大きな下落が続いた後に、
政策的な動きなどをきっかけとして、
大きめのリバウンドが発生することは、
常に発生する事象でありますので、
これをもって長期的なトレンドが、
反転したと考えるのは時期尚早です。
物価上昇がピークアウトしても、
下落に向かっていくわけでなく、
慢性的な高止まりとなることで、
景気を悪化させ続けかねないのは、
前号メルマガで指摘しています。
株価位置でも今回の戻り局面が、
明確に「強気」の水準を超えて、
さらに抜けていくかどうか、
実際の相場環境の推移とあわせ、
しっかりと見極めたいところです。
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