「物価上昇」は何をもたらすのか。
先週の日経平均は下値模索。
大きめのリバウンドもあって、
切り返しに転じたと思いきや、
週末にかけてはまた下げて、
下値を模索する展開となりました。
もっとも、米国のFRBなどは、
「引き締め」の前倒し実施に、
慎重な言動を維持しており、
株高の圧力はまだ続いています。
オミクロン株の警戒も続くものの、
欧米では光明も見えつつあって、
これも株価を維持していることは、
前号メルマガ(第404号:1月16日)で、
詳しく点検しているところです。
売りが売りを呼んで崩落するような、
極端な展開にはなっていないのは、
こうしたことが理由といえます。
しかしながら。
当局の動きが鈍いのは確かですが、
「物価上昇」は超スピードです。
新たな脅威として台頭しつつあり、
今年の世界経済の全般を動かす、
最大級の要素となりつつあります。
前号メルマガでかなり掘り下げて、
その意味するところを分析しましたが、
おの「物価上昇」は構造的なもので、
小手先の対処策では止まらない以上、
この先の金融市場に何をもたらすか、
しっかり認識をしておきながら、
今後の株価の展開を考える局面です。
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