米国の「引き締め」は世界に何をもたらすのか。
先週の日経平均は大幅に下落。
ジャクソンホール会議において、
米国のパウエルFRB議長の講演で、
「引き締め」を加速させることが、
示唆されたというショックで、
米国発の大きな株価下落が発生し、
日経平均にも押し寄せました。
「利上げ」をすればその分だけ、
株価が下がるものでありますが、
今回はそれだけにとどまらず、
他にいくつもある危険な火種が、
炎上することになりかねないことを、
前号メルマガ(第437号:9月4日)で、
詳しく指摘しているところです。
もっとも、危機の存在は承知でも、
足下の「物価上昇」を抑制せねば、
大きな悲劇につながりかねないという、
強い焦りがあることも事実であり、
金融当局は非常に難しい局面で、
金融政策の舵取りをしていきます。
火薬庫の中で火遊びをするような、
危うい経済政策が続いてきており、
軟着陸ができるのかどうかが、
いよいよ問われる秋ですので、
そうした観点からも相場の動きを、
しっかりと見極めたい局面です。
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