再上昇を阻害するもの。
昨日の日経平均は大きく反落。
前日に大きく反発していた分、
値を消す形で下落しました。
米国の金利上昇が一服して、
いったんリバウンドしましたが、
物価上昇は加速しているため、
「引き締め」が早まることへの、
懸念と不安は残り続けています。
また、欧米の一部の国や地域で、
オミクロン株がピークアウトし、
希望の光が射しているとしても、
日本を含むアジアにおいては、
これからが流行の本番ですし、
オミクロン株がさらに変異し、
拡大が始まったという報道も、
市場に警戒感を持たせています。
さらにはNATOとロシアの間で、
協議が難航しているとの報道で、
「地政学リスク」への懸念が、
再燃する恐れも指摘されます。
何よりも警戒されるのは、
日本企業の「稼ぐ力」の方が、
目減りする恐れがあることです。
長期的なマクロ要因の点でも、
短期的な不安要素という点でも、
力強い再上昇があり得るかどうか、
ちょっと考慮する必要があります。
次号メルマガ(第404号:1月16日)では、
それらの点を整理して点検し、
「1月相場」の後半以降について、
株価の展望を分析する予定です。
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