「金利、為替、原油」と「景気と株価」の今後。
昨日の日経平均は急落。
長期金利上昇に対する警戒で、
再び市場全体が揺れ始めています。
テーパリングが加速することや、
利上げが前倒しされるといった、
様々な思惑が市場に広がって、
「異常値」にあった日経平均に、
いったん調整がかかった形です。
また、日米中協調の備蓄原油放出に、
産油国側が減算で対抗するという、
想定外の事態が急浮上してしまい、
世界経済が不安定化する兆しに、
市場が敏感に反応した側面もあります。
一応、昨日程度の下げで収まるのなら、
健全な調整の範囲内でもあるために、
さほどの心配は必要ないでしょうが、
金利の上昇や原油価格上昇などは、
今後の景気に直結してくるために、
長期的な市場の見通しそれ自体を、
修正する必要に迫られるかもしれず、
それは先んじて株価に反映されます。
岸田政権が出してくる経済対策が、
いつまで有効かという点も踏まえて、
次号メルマガ（第397号：11月28日）で、
それら新たな相場環境を織り込んで、
今後の株価展望を分析する予定です。
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