「12月相場」の注意点と株高局面の行方。
昨日の日経平均は反発。
前日の大幅下落が落ち着いて、
売り込んだ分を買い戻すため、
自律的な反発の作用が働いて、
少し大きめの上昇を遂げました。
木曜の下げもあの程度であれば、
健全な調整の範囲内でもあり、
株高局面に影響を与えるほど、
相場心理を冷やすようなことは、
回避できるだろうとみられます。
もっとも昨日は新たな材料が、
特になかったことにも加えて、
米国では祝日による休場で、
様子見の空気が広がっており、
売買代金も膨らむことはなく、
「閑散に売りなし」の格言通りに、
売りが収まった側面もあります。
米国の金利や原油価格の上昇や、
「悪い円安」の進行がどうなるのか。
米国議会における新たな攻防が、
不測の事態を起すことはないか。
また、岸田政権による経済対策が、
いつまで有効に作用するかなど、
年末に向けて注意すべき点が、
いくつも燻っているのは確かです。
来週から「12月相場」に突入ですが、
この株高局面がいつまで続くのかは、
それらの相場環境の変化によって、
大きく左右されると思われますので、
次号メルマガ(第397号:11月28日)で、
ひとつひとつ点検して分析します。
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