「インフレ下の緩和」の行方と相場の展望。
昨日の日経平均は続伸。
前日からの「買い戻し」が続き、
「戻り局面」が継続しました。
もっとも、買いが一巡した後は、
伸び悩む展開にもなっており、
暴落からのリバウンドの勢いは、
ここらで一段落かもしれません。
今後は経済政策の方向性と、
経済や景気などの状況をみて、
さらに続伸していくかどうかを、
よく注視しておきたいことですが、
米国は消費者物価指数(CPI)が、
予想を上回る伸びを示したことで、
少なからぬ動揺が走っています。
インフレが急伸する状況でも、
本当に緩和政策を緩めないのか、
FRBの方針が注目されます。
前号メルマガ(第367号:7月11日)で、
米国の注意点についてを述べていますが、
当局の要人のささいな一言で、
市場が動揺しかねないだけに、
いずれにせよ要注意といえます。
日本も政界の雲行きが怪しく、
政局シナリオが流動的な様子を、
詳しく点検しているところですが、
秋の衆議院選を睨んだ駆け引きは、
極めて激しくなってきています。
歴史的な株高局面ではありますが、
政策主導で嵩上げされただけに、
政策が転換される可能性には、
十分に注意し続けたい夏です。
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