信用不安、インフレ退治と「4月相場」の展望。
昨日の日経平均は反落。
仕掛け的な上昇の後だけに、
もう少し下落すると思いきや、
意外にしっかりした印象もあり、
株価位置も高いままでした。
米欧で広がった信用不安が、
金融危機につながることが、
何より警戒された今週ですが、
当局の機敏な対応もあって、
連鎖して破綻するなどの事例が、
現時点でまだあらわれておらず、
今回の一発目の危機については、
ひとまずかわしたといえそうです。
いったん売りの圧力が収束し、
買い戻しが優勢になりそうですが、
これで全てが終わるわけではなく、
物価の動向などを睨んだ上での、
金融当局の方針の如何などが、
市場の最大の関心事になります。
金融危機を封じ込めつつも、
インフレも退治していくという、
相反する課題を達成できるのか、
これから出てくる指標をもとに、
判断していく必要がありますが、
こうして世界経済が緊迫するなか、
日銀の新執行部が船出をします。
不意に到来した信用不安などに、
大いに振り回された3月ですたが、
「4月相場」はまた要注意であり、
慎重な判断が必要になりますので、
次号メルマガ（第467号：4月2日）で、
あらためて詳しく分析する予定です。
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