相場の「潮目」と夏の攻防の焦点。
先週末の米国市場は大崩れ。
この影響が日本市場にも波及して、
強い下げ圧力がかかりそうです。
FOMCはややサプライズ気味に、
「タカ派」への転換が示唆され、
市場にさざ波が立っていましたが、
政策を転換する時期などをめぐり、
より「タカ派」的な予測が広がり、
米国株はそれを先取りする形で、
大きく売られる展開になっています。
そうした予測の根拠やメカニズム等を、
前号メルマガ（第374号：6月20日）で、
詳しく分析しているところでありますが、
米国当局による金融政策だけでなく、
政府・議会における財政政策や、
地政学的な国際情勢の点からも、
相場が「潮目」を迎えつつあり、
注意を要することも分析しています。
ひとつの「救い」は日本の菅政権が、
現時点で成功裏に「延命」戦略を進め、
東京五輪をなんとか開催するとともに、
株高の「玉」を出す可能性があることで、
これ自体は確かに安心材料といえますが、
野党側もこれを突き崩していくべく、
新たな戦略を立てていることなども、
前号メルマガでお伝えした通りです。
この夏はいろいろと激動が予想され、
ドラマチックな攻防になることが、
可能性として予測されていますので、
注意力を切らすわけにはいきません。
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