「秋の攻防」の焦点は何か。
先週の日経平均は買い戻しの後、
週末にはまた大きく下落しました。
大きな下落の後のリバウンドは、
いつも発生することでもあり、
ちょうど中立的な株価位置まで、
いったん戻すことになりましたが、
問題が解消されたわけでもなく、
やはりまた売られてしまいました。
もっとも、中国や日本の政府・当局が、
景気と株価を押し戻そうとして、
いくつかの「玉」を繰り出そうと、
様々に頭を捻らせている様子を、
前号メルマガ(第488号:8月27日)で、
確認しているところでありますので、
パニック的な下げが加速して、
下に走っていく展開というのも、
ひとまず回避される可能性があり、
ひとつの安心材料ではありますが、
しかし全体的な相場環境が好転し、
積極的な上値取りを目指すほどの、
好材料もまだみられない状況です。
相場における「秋の攻防」は、
内外の幾多の不安材料に対して、
当局の「玉」がどれほど効果的に、
繰り出されることになるのかが、
ひとつの焦点となりそうですが、
いずれにせよ状況は流動的であり、
変化が激しいことが予想されるため、
引き続きの注意が必要な状況です。
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