相場の「潮目」とその後の株価展望。
昨日の日経平均は大幅な下落。
売りが売りを呼ぶ展開となり、
一時、1000円超の下げ幅と、
「落ちるナイフ」のように下げて、
2万8千円を割る場面もありました。
一応、「売られ過ぎ」とみて、
押し目を拾う動きもありましたし、
昨日の米国株はリバウンドしており、
今日以降の日経平均の動きにも、
多少、落ち着きはみられそうですが、
本来の「適正値」はかなり下ですし、
公的資金の動きも機動的ではないため、
「下げ止まり」がどこになるのかは、
慎重に判断していく必要があります。
前号メルマガ（第374号：6月20日）等で、
かねてから「売り目線」の方が、
より安心、安全、賢明であるとした、
その理由を重ねて申し上げましたが、
相場環境の全体に大いに不安が残り、
さらなる悪材料も懸念されることを、
踏まえた上での判断となるでしょう。
一応、日本の景気回復の見通しや、
「秋の政局」に向けた駆け引き等に、
少し株価の支援材料がみられますが、
世界的にはさらに大きな動きがあり、
市場に不安と緊張をもたらしています。
政治・経済・国際情勢などの点で、
相場は「潮目」を迎えつつあり、
昨年来の株高が維持できるのかを、
よく見極める夏になりそうです。
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