日米それぞれの「異変」と今後の株価展望。
昨日の日経平均も大幅に下落。
引けでは2万8千円の大台だけは、
なんとか維持した格好ですが、
ここで下げ止まる様子もみられず、
急速な下値模索の状況といえます。
ずっと「米国株頼み」でしたが、
米国が予想を上回る物価高となり、
米国市場もパニック的に下げており、
日本市場にとっては痛い展開です。
ある種の市場の「異変」要因として、
「インフレ」と「金利上昇」が、
相当に深刻な影響を与え得るのは、
前号メルマガ（第368号：5月9日）で、
詳しくメカニズムを分析しましたが、
パイプライン攻撃などの影響もあり、
予想外に早く市場が強い反応をして、
パニックが広がっているところです。
日経平均も「落ちるナイフ」の如く、
下げているところではありますが、
下げを止めて反転させていくにも、
これといった対抗手段が出て来ず、
悩ましい展開になっています。
菅政権がどう対応していくかも、
ひとつの焦点となるはずですが、
「第4波」と五輪問題がリンクし、
政治的な「異変」を警戒する声もあり、
政権の足下は盤石から程遠いです。
いくつも状況が急変していますし、
不安材料はまだまだ他にもありますので、
次号メルマガ（第369号：5月16日）で、
日米で発生した「異変」を中心に、
今後の展望を分析する予定です。
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