日米両政権の「身内の不安」と今後の株価展望。
昨日の日経平均は反落。
超スピードの上昇が続いた上に、
節目の株価を達成したために、
調整が入りやすくなることは、
昨日も指摘しているところであり、
利確に押されるのは自然な話です。
今回は期待が先行しての上昇であり、
新型コロナの再拡大が加速して、
実体経済への悪影響が懸念される中、
その不安を払拭するだけの「玉」が、
本当に出るのかどうかという点も、
今後の焦点になっていくでしょうが、
期待が裏切られる可能性というのが、
ないとは言い切れないということも、
前号メルマガ（第343号：11月15日）で、
それぞれの背景から述べた通りです。
米国で発足する「バイデン政権」は、
トランプ陣営との法廷闘争だけでなく、
身内にも若干の不安がある模様であり、
早くもそれが聞こえ始めてきています。
日本の菅総理は臨時国会での追及を、
「逃げ切った」と思っていた矢先に、
もう一度、集中審議を受けることで、
オモテで野党から、裏では与党内から、
しつこい攻撃に晒されそうです。
日米の新しい政権のどちらもが、
正面だけでなく身内にも不安があり、
顕在化する恐れが指摘されますが、
こうしたことが日米それぞれの政局に、
来年にかけてどう影響していくかを、
次号メルマガ（第344号：11月22日）で、
詳しく点検していく予定ですが、
「明るい年末年始」が実現するかは、
こうしたことにも影響されますので、
いずれにせよ注意が必要といえます。
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