バブル相場と金利政策。そして、「米中対決」の第2ラウンド。
昨日の日経平均は反発。
3万円の大台を回復して、
久々に大幅な上昇をしました。
長期金利の落ち着きと、
「バブルの燃料」の再供給で、
バブル相場が継続しており、
大暴落前の水準を回復しました。
しかし、能天気で青天井の上昇は、
やはり望み難くなっているようで、
日銀の金利政策が伝えられるや、
一転して伸び悩んでしまいました。
非常に小幅の拡大とはいっても、
容認する金利の変動幅を変化させ、
市場参加者がそれをどう受け取り、
どう反応するかという点などは、
ちょっと見極めが必要といえます。
また、米国のバイデン政権が、
いよいよ中国と直接対峙しますが、
前政権の強硬策を引き継いだ上で、
さらにそこに何を加えてくるのか、
市場としても要注意ではあります。
現時点で景気と経済の回復は、
バイデン政権の至上命題ですので、
市場への動揺を最小限にすべく、
幾多の持論を封印してきましたが、
こと対中戦略の分野に関していえば、
「米中逆転」が確実になるならば、
目前の景気や経済が回復しても、
それを全て台無しにするような、
嫌な未来がやってくることを、
米国の指導者層は理解しています。
「米中対決」の第2ラウンドが、
どういう形で展開していくのかは、
市場だけでなく全ての分野で、
非常に重要なファクターですので、
そうしたことも織り込みながら、
次号メルマガ（第361号：3月21日）で、
今後の相場展望を分析する予定です。
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