昨日の日経平均は足踏み。

再び3万円の大台直前に迫っており、

上昇圧力は確固として存在しますが、

重要イベントで波乱が起きないかを、

見極めたいという心理も広がりました。

FRBが長期の金融緩和の方針を示して、

金利の抑制にコミットメントする一方、

日銀も長期金利の変動幅について、

方針の変更がないということになれば、

一定の安心感につながると思われます。

長期金利の上昇がうまく制御されつつ、

「バブルの燃料」の供給が続くのなら、

バブルの条件はまた満たされます。

おっかなびっくりではあるにしても、

バブル相場の高値が維持されることが、

シナリオとしてあり得るということは、

前号メルマガ(第360号:3月14日)等で、

あらかじめ指摘しておいた通りです。

もっとも、内政・外交の面では、

幾多の波乱要因があり得ることも、

前号メルマガ等で分析しています。

日米は対中姿勢を強硬化させて、

ひるまず対峙する決意を示しており、

この流れでバイデン政権で初めての、

米中の直接的な会談が行われます。

「米中対決」の第2ラウンドですが、

外交・安全保障の分野のみならず、

経済の競争的な分野まで踏み込むか、

米国の出方が注目されるところですが、

世界の趨勢は否応なく動いてきており、

全く新しい構造へとまた変化しています。

特に経済、市場への影響を中心にして、

次号メルマガ(第361号:3月21日)で、

より掘り下げて分析する予定です。

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