疫病の爪痕、傷跡と「パンデミック」後の世界。
（午前0時半の更新です）
昨日の日経平均は大幅続落。
年度変わりと同時にまた下げました。
日本政府は市場をより重視しており、
「緊急事態宣言」を回避したいという、
切実な意図は市場に伝わっていますが、
日銀以外に有力な買い手は見当たらず、
現時点では相場環境が好転するような、
良い材料はほぼないという状況です。
東京の感染者数がギリギリのところで、
横這いの状況を続けているとされます。
即時に「ロックダウン」を余儀なくされ、
経済が崩壊に向かうという「悲劇」は、
まだ避けられてはいるとはいえ、
しかし、すでに感染爆発した他国では、
しばらく「踊り場」のような状況の後、
一気に桁違いの感染爆発が起きた事例を、
いくつもいくつも見せられています。
医療機関の能力に限界が迫るなかで、
政府と東京都をはじめとする各自治体も、
何かの予断を持って臨むことはできず、
ただひたすら努力を続けるしかありません。
そうした努力をいつまで続けることになるか、
ほとんど先が見えない状況が続いていますし、
すぐに必要になるセーフティネットですら、
安倍政権はまだまとめ切れないでいます。
疫病それ自体の脅威しかないのならば、
予防薬や治療薬が解決されることで、
霧が晴れるように好転するはずですが、
疫病の残す爪痕や傷跡を考えると、
「パンデミック」が終息した後にも、
深刻なリスクが燻るかもしれず、
対処を誤れば命取りかもしれません。
それは超長期スパンの投資計画、
ひいては人生プランそのものにも、
大きく影響しかねませんので、
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