日本の「トリプル安」がもたらすもの。
新型コロナの拡大は全く止まらず、
驚異的な感染速度も致死率となって、
欧州を席捲し、米国を直撃しています。
疫病そのものの脅威も重大ですし、
拡散を防止するために各国が「鎖国」し、
国内の経済活動を停止していますが、
これがもたらす「経済災害」が、
どれだけの規模にのぼるか推計できず、
いつまでこれが続くかも全く不透明です。
株式市場は「底抜け」となっていますが、
経済と景気への悪影響が算出できなければ、
市場の新たな「底」がどこになるかも、
算定のしようがない状況といえます。
日経平均は日銀と政府の必死の努力で、
時折、リバウンドをしてはいますが、
疫病とは別の重大懸念に火が付きそうで、
出せる「玉」が限られていることは、
前号メルマガ（第309号：3月22日）でも、
その背景事情とともに分析したところです。
世界的な「ドル高」による現象として、
「円安」が話題になっているところですが、
この「円安」が「株安、債権安」と連動し、
「トリプル安」として注目されてくると、
いよいよ事態が深刻になりかねないことも、
前号や前々号（第308号：3月15日）で、
詳しくお伝えしたところでありますので、
必要な備えを着実に進めていきつつ、
事態の推移を注視したいところです。
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