おはようございます。

昨日の日経平均は14096.86円まで上昇したものの、

引けにかけて売り込まれてしまい、終値は13996.81円。

私が「当面の軸」と考えている14000円を割りました。

昨年11月の空売り規制撤廃以降、

「空売り比率30%以上は異常」という従来の「常識」が役立たず、

連日のように、35%を超えてもなお、日本株は売り込まれています。

つまりこれが、「プロ」の考える日本経済の姿です。

マーケットは正直です。

売り込んでくるヘッジファンドには腹も立ちますが、

彼らとて材料がなければ売りも買いもしません。

昨年のアベノミクス大相場では、久々の買い材料に反応して、

「異常」ともいえる買いを演じましたが、

今はちょうどその逆をやっているわけです。

昨年11月なかば、イエレンFRB議長の就任決定を受け、

日経平均は半年にわたるレンジ相場を抜けましたが、

半年間のレンジの「軸」は14200円付近。

11月から年末にかけて16300円まで上げた、

(先物と値がさ株主導の)「異常」な上げ相場の起点も、

ちょうど14200円でした。

ですから今、昨年秋ごろの水準に戻ったに過ぎないわけです。

昨年秋から今日まで、

日本経済を上昇させる政策は完全に全く出ていませんので、

今はただ、いるべきところにいるといえます。

その上で、ヘッジファンドは、

各種のグローバル・リスクと、

消費増税の反動減を織り込みつつ行動していますから、

ここで売り込んでくるのも「合理的」といえなくもありません。

シンガポールなどアジア市場は上昇局面にあるなか、

年初から日本市場だけがただただ「一人負け」という状況です。

ヘッジファンドにも腹は立ちますが、

これを許すような政策しか出せない政治か・役人を選んでしまった、

日本国民みんなの責任でもありますので仕方ありません。

ただ、空売りはいつまでも続くわけではありません。

絶対に、いつか買い戻す必要があります。

日経平均は、年初から相当に売り込まれるたびに、

「いったんは戻す」展開を続けていますが、

4月SQ値13892.77円がサポートとして機能し、

14000円ラインで根固めができるならば、

また、「いったんは戻す」でしょう。

すでにコア銘柄の一部が上昇を開始しています。

そのうち4月30日に向けて、

「黒田総裁が先日の会見内容に反省してるらしい」など、

まことしやかな怪情報が流れてきて、

ふたたび追加緩和「期待」が台頭する可能性もあります。

ニューヨーク市場は完全に一服し、

目立ったグローバル・リスクもない状況では、

当たり前に考えて14800円前後までは戻しておかしくありません。

私は「予測」に基づく投資は一切しませんので、

この上昇予測に乗ることはしませんが、

相場分析の情報として、

「上昇エネルギーは(それなりに)溜まっている」ことは、

申し上げておきたいと思います。

皆様に幸運が訪れることをお祈りしております。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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