「10月相場」に燻る火種と上昇エネルギー。
先週の日経平均は下落。
何度か切り返す動きもみせ、
売り一辺倒ではなかったものの、
米国の「政府閉鎖」騒動などの、
外部環境の不安や悪化を反映し、
大きな値幅で下げてしまいました。
米国議会は土壇場で妥結したため、
当面の「政府閉鎖」を回避しており、
ひとまず危機的な状況から脱して、
市場にもプラスに働くはずですが、
「つなぎ予算」の成立にとどまり、
この先また問題が繰り返されて、
その都度、市場を荒らす懸念が、
燻り続けることになりそうです。
他に金融政策をめぐる不安など、
株式市場の重石となる要素を、
前号メルマガ(第493号:10月1日)で、
指摘しているところでありますが、
こうした相場環境になったなかで、
再上昇から上値を取りに行くのは、
かなりのエネルギーが必要です。
そうした上昇圧力を生み出すほどの、
経済対策の「玉」が出せるかも、
「10月相場」の焦点のひとつです。
内外の情勢はめまぐるしく変化し、
株式市場も影響されそうですので、
引き続き情勢の推移については、
注意を払いたい「10月相場」です。
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