「次の衝撃」はいつか?
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均も続落。
ただ、前日までの下げを受ける形で、
20400円付近まで下げはしたものの、
特に新たな悪材料がなかったところに、
公的資金による買い支えが期待され、
後場に入るとまた切り返す動きをして、
少し下げ渋る印象で引けています。
高値と安値の差も160円程度と、
上下動も大きくありませんでした。
しかしながら。
このまま値動き収束していって、
落ち着いた展開になるかどうかは、
チャートを見ただけでは判断できません。
「8月相場」の冒頭からの下げは、
「米中対決」の再加速によるものですが、
その元になった問題が解決される気配は、
現時点ではほとんどみえてきません。
米中双方の指導者とも相手国よりは、
国内の政治状況を考慮する必要があり、
貿易戦争や通貨戦争にともなって、
自国経済が毀損されていくリスクよりも、
自らが政権と政治的生命を失う危険を、
優先的に回避せざるを得ないことは、
前号メルマガ(第276号:8月4日)などで、
詳しく背景事情を分析してきた通りです。
一時的にリバウンドするような局面や、
小康状態で膠着する事態はあり得ても、
明確に情勢が好転していかない限り、
どうしても「次の衝撃」が警戒されます。
また、「次の衝撃」があり得るのは、
「米中対決」だけではないことは、
8月のカレンダーをみれば明らかです。
前号メルマガでも詳述したように、
海外には幾多の「黒雲」が立ち込め、
日本独自の不安要因も燻っています。
政界の「超大物カップル」の誕生は、
良い意味での「衝撃」だったこともあり、
今日の永田町でも大いに話題になって、
多くの人が喜んだのは良かったですが、
これで祝賀ムード一色になり、
能天気に夏休みを楽しめるほど、
昨今の内外情勢は甘くはありません。
日本政府・日銀は極めて緊迫して、
「次の衝撃」を警戒していますので、
次号メルマガ(第277号:8月11日)のなかで、
お盆前後の要注意ポイントを盛り込みつつ、
今後の展望を分析する予定です。
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