追い込まれる日本政府・日銀と、この夏以降の「玉」。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均はようやく反発。
直近でも下げ続けてはいたものの、
上下動は落ち付き、下げ幅も小さく、
むしろ切り返す動きもみられましたから、
特段、新しい悪材料が出ない限り、
そろそろ反発に転じるというのは、
さほど不思議なことではありません。
中国の元安政策はまだマイルドであり、
米国内では追加の「利下げ」という、
露骨な「株高政策」への期待も高まります。
このように「米中対決」が小康状態となり、
米国株が若干、反発に転じている上に、
日本市場では公的資金への期待もあり、
週明けのショック安は一段落しており、
「次の材料」を待つ雰囲気になりました。
ただし、ショック安が一段落したとはいえ、
市場参加者が一斉に買い戻しに走るような、
良い材料はまだ全く出ていません。
実際、反発したといってもこの程度です。
米国の追加「利下げ」機運が台頭すれば、
米国株は上昇する効果はありますが、
同時に為替も動かしてしまうため、
日経平均にはどうも「痛し痒し」です。
今後、「戻りの遅さ」が意識されてくれば、
不安心理の方が優勢になりかねないために、
今日の値動きは特に注意が必要です。
内外の客観的な情勢を冷静にみれば、
日経平均に燻る「下ブレ」の懸念に、
日本政府・日銀は徐々に追い込まれ、
対抗する手段が限定されつつあります。
海外で立ち込める「黒雲」に対しても、
対抗手段はほとんどありませんが、
直接的な形にで日本を狙う諸案件にも、
有効な対処策は限られてきています。
安倍政権にどんな「玉」が残され、
いつ頃の発動が可能なのかをみれば、
夏以降のシナリオのおおよその予想は、
それほど困難ではないと思われますので、
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鋭意、準備を進めているところです。
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