「想定外」に揺さぶられる夏。
昨日の日経平均は続伸。
前夜の米国市場が上昇したことや、
為替が「円安」気味に推移したこともあり、
前日の上昇の流れを引き継ぐ形で、
21700円台まで続伸して引けています。
ただ、売買代金は依然として低調で、
後場には上値がだいぶ重くなりました。
「米中対決」が本当に緩和されるか、
いまひとつ不透明な部分もありますし、
米国の「債務上限」も続報待ちです。
英国「ジョンソン政権」発足の見通しで、
ブレグジット問題に警戒が広がるなか、
炎上中の中東に加えて東アジアでも、
「地政学リスク」が再び懸念されます。
そうしたなかで日本は米国との間で、
貿易と軍事で2つの「日米協議」を行います。
これらが歴史的な転換になりかねないことは、
前号メルマガ(第274号:7月21日)の中で、
詳しい分析をしている通りですが、
米国が提唱する「有志連合」の構想では、
米国にとって「想定外」としかいえない、
英国の非協力的な姿勢も明らかになり、
「日米同盟」がこの問題にどう対処するか、
枠組が見えづらくなったりもしています。
こうした内容を盛り込んだ上で、
次号メルマガ(第275号:7月28日)のなかで、
相場環境の変化を分析する予定です。
それから。
永田町では参院選が終わって早速に、
「次の衆院選」に向けての駆け引きが、
与野党内で始まっているところですが、
参院選で示された「想定外」のデータが、
与野党の各党に衝撃を与えています。
表面上は無難な選挙結果だったといえますが、
仔細にデータを分析してみるにつけ、
看過できない変化の兆しがみられており、
安倍政権の長期運営方針だけでなく、
各党とも戦略の修正が必要のようですので、
これが市場に与える長期的な影響も踏まえて、
次号メルマガのなかで分析する予定です。
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