今年の後半戦の「超重大イベント」とは。
昨日の日経平均は小さく反発。
為替が多少、「円安」に振れたことと、
前日の大幅下落の反動もあって、
一時、150円超も反発していたものの、
前場のうちに値を消してしまうという、
なんとも後味の悪い一日となりました。
大きく崩れる展開でもありませんが、
売買代金も大いに低迷し続けており、
大きな買いが入る気配もありません。
世界各地に「黒雲」がわだかまり、
いつ破裂するかわからない状況では、
リスクをとりづらいのは確かです。
米国およびトランプ政権の出方が、
どちらに転ぶか不透明です。
米国が仕掛ける貿易戦争の行方はどうなるのか、
米国の金融政策は結局、どうなっていくのか、
イランの対抗措置に米国がどう応じるかに加え、
前号メルマガ(第272号:7月7日)でも述べた、
米国の国内政局の駆け引きとその結果としての、
超ド級のインパクトのある「債務」など、
上にも下にも相場を猛烈に動かす材料が、
いずれも大統領らの「決断」待ちです。
日経平均は例の株価位置をキープしつつ、
諸情勢に動きが出るのを待っていますが、
日本の国内政治も参院選を契機として、
流動化する可能性と兆しのあることは、
前号メルマガでも申し上げた通りです。
先月末にG20等を通過した直後には、
一時的に明るい雰囲気が戻りかけましたが、
やはりこの夏以降のことを考えると、
今年の前半戦をさらに上回るような、
超重大イベントが目白押しですので、
明確に安心材料が出されない限り、
市場にとっては「重石」として作用します。
買うにせよ、売るにせよ、態度を決めるには、
今年の後半戦に何が起きるかを予め押さえて、
どんなシナリオがあり得るかを考えることが、
何よりも重要になってきそうですので、
次号メルマガ(第273号:7月14日)の中で、
また詳しくまとめて述べる予定です。
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