参院選「後」の世界と日本と日経平均株価。
(午前1時半の更新です)
令和初の参院選が終了し、
おおよその結果が判明したようです。
西日本の集中豪雨などの影響もあって、
歴史的に低い投票率となったことや、
前号メルマガ(第274号:7月21日)で触れた、
「最後の1議席」をめぐる激しい争いを、
与党側が制したところも多かったため、
順当に「改選過半数」はとれました。
しかし「選挙日和」だった東日本では、
重要視した選挙区をいくつも落として、
改憲勢力での「3分の2」を失いました。
やはり選挙戦の最終盤の数日間で、
若干、与党が失速したきらいはあり、
これで全国的に天気が良かったなら、
どうなっていたかとも思われます。
無論、「改選過半数」を確保したことで、
与党は「勝利」を宣言しても良いですし、
これで海外投資家を動揺させるような、
不安の台頭は避けられたかもしれません。
しかし、参院の「3分の2」を失った上に、
2年以内に必ず「次の衆院選」があるのに、
安倍政権がどう長期戦略を立てていくかは、
やや不透明となっているのは確かです。
将来の相場にも大きく影響する話ですので、
最終的な各政党の得票数などをもとに、
次号メルマガ(第274号:7月21日)の中で、
詳しく分析をする予定でおります。
もっとも。
参院選の結果は当面の安心材料としても、
参院選が終わるのを待っていた案件が、
今週から早速、日本に降りかかってきます。
前号メルマガで詳しくお伝えした、
「2つの日米協議」はかなりの重要度です。
他にもこの7月末から8月にかけては、
米国、中国、欧州、英国、そして中東と、
いくつもの「黒雲」が立ち込めており、
重要な日程が目白押しであることも、
日経平均の値動きに影響する材料です。
参院選が終わったからといって、
ほっとするわけにはいきませんので、
むしろより気を引き締めて情勢を追い、
適宜・適切に動く備えをしたいところです。
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