永田町の「乱気流」と日経平均の未来。
(午前0時の更新です)
米国は結局、メキシコへの制裁関税を見送り。
やはり、株式市場にとっては良い材料です。
また、先週末の雇用統計が下ブレしたため、
「利下げ」が正当化されるとの見方が、
米国株にまた上昇圧力をかけています。
日経平均も「連れ高」の圧力が押し寄せて、
21000円ラインの回復が期待されますが、
前号メルマガ(第268号:6月9日)で述べた、
いくつか下げ圧力になりかねない要因が、
どこまで上昇を阻害するか留意すべきです。
米国の「利下げ」がどこまで為替を動かし、
「円高」を誘発するかということを、
日本政府・日銀は息を詰めて見つめています。
さらには、永田町に発生した「乱気流」が、
国内要因での株価上昇圧力の創出を、
ふいにしてしまう恐れが高まっています。
今週の安倍総理はイラン訪問という、
世界が注目する「外交戦」をやった後、
最終的な「決断」をすると思われますが、
身内から内堀と外堀が埋められつつあり、
「賭け」が許されない情勢になってくれば、
例の「大玉」が出せなくなってしまうことは、
前号メルマガでも詳しくお伝えした通りです。
いずれにせよ永田町の空気は大きく変わり、
先週まで残存していた熱気のようなものが、
大きく変容していると強く感じますので、
これが政局の先行きをどう決定づけ、
日経平均の未来にどう影響するか、
いましばらく注意が必要です。
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