「2週間後」に起きること。
昨日の日経平均は大幅上昇。
米国下院のペロシ議長の発言で、
追加の経済緩和についての協議が、
大統領選前に妥結すると示唆され、
市場はこれに買いで反応しました。
前号メルマガ(第339号:10月18日)で、
そのメカニズムを分析していますが、
政治指導者の一挙手一投足で、
上がりも下がりもするという、
異様な相場が継続しています。
もっとも、昨夜の米国市場は、
そうした期待に基づく上昇が、
そのまま続くかと思いきや、
新型コロナの再拡大などによる、
深刻な経済への悪影響の実態が、
これまた高官達に語られたため、
一転して大きく下落する展開です。
実体経済の状況の深刻さは、
前号メルマガでも指摘しており、
今の「期待」による上昇圧力が、
ひと段落した後に何があるかは、
常に念頭に置いておくべきです。
いずれにせよ米国の大統領選まで、
あと2週間と迫っていますが、
大統領選と上院選のそれぞれが、
どういう結果になるかという点と、
選挙「後」に大きな混乱がなく、
政権が機能を維持できるかの点は、
やはり非常に気になりますので、
それぞれの場合に何が起きるかを、
考えて準備しておきたいところです。
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