10月の「ド派手な外交戦」と日経平均株価。
(午前0時半の攻防)
日経平均は「24000円ライン」の攻防。
ですが後場にはずいぶん下げました。
米国から膨大な兵器を買う理由と意味は、
前号(第231号:9月23日)で詳述したので、
メルマガ読者の皆様は納得されたでしょうが、
おかげで日米会談で「最悪の事態」が回避され、
日経平均が崩落する危機は免れました。
とはいえ、やはり「24000円ライン」は難所です。
値固めにはそれなりの時間がかかりそうです。
安倍政権の出す「玉」は強力ですが、
日米物品貿易協定(TAG)が何を意味するか、
市場が咀嚼し、安心するには時間が必要ですし、
そうこうするうちに世界各地に燻る不安も、
いつ、グローバル・リスクとして破裂するか、
まだなんともいえない状況が続いています。
米中の「貿易戦争」のもたらす悪影響が、
米国の株式市場にも及ぶようであれば、
米国株が波乱の展開となる恐れもあります。
また、欧州・英国や新興国にも、
まんべんなく不安が燻っていますから、
日経平均が「24000円ライン」において、
値固めを成功し、さらに上を狙うには、
いまひとつ安心材料が欲しいところです。
ともあれ。
「24000円ライン」の攻防をしつつ、
日経平均は月をまたぐことになり、
「10月相場」に突入します。
自民党の「総裁選」の余波として、
10月2日の党人事・内閣改造に絡んで、
永田町には不穏な空気が燻っていますが、
安倍政権はこの10月、さらに力を入れて、
一連の「外交戦」を加速させる予定です。
そのいずれも、「ド派手」な内容です。
日米間で始まった新交渉もさることながら、
日中、日朝、日ロのそれぞれの枠組みで、
局面が大きく変化する可能性があり、
いずれも日経平均の未来には、
決定的に重要な影響を与えそうですので、
次号メルマガ(第232号:9月30日)のなかで、
今後の株価シナリオを分析する予定です。
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