日米、「交渉開始で合意」の狙い。
日経平均は「24000円ライン」を回復。
日米協議の行方が心配されましたが、
「日米間の見解の一致」が強調されたことで、
市場に安心感が広がることとなりました。
配当権利落ち分を早い時間帯で埋めたことも、
日本株買いを加速させる要因として作用し、
「難所」である「24000円ライン」を、
8ヶ月ぶりに突破して引けています。
無論、「24000円ライン」の値固めは、
そう簡単にいくものではないでしょうし、
トランプ政権から何が飛び出すかは、
最後の最後まで油断できませんが、
一応、日米首脳会談の結果として、
「交渉開始」で合意となったことで、
最悪の状況は回避されたと考えられます。
今後は例の「のらりくらり」の戦術で、
なるべく交渉をマイルドなものとしつつ、
自動車関税の引き上げや為替への注文など、
致命的な要求を回避することができれば、
株式市場への悪影響は最小化されそうです。
次号メルマガ(第232号:9月30日)で述べますが、
当初から「のらりくらり」の戦術のその先に、
日本政府は活路が開けると考えてきましたが、
中国や欧州、あるいは北米圏とは、
だいぶ様相の違う「貿易戦争」になったことは、
とりあえず狙い通りといってよさそうです。
「三選」後の安倍政権にとっては、
最初の「試練」となった日米協議でしたが、
ギリギリでも危ないところをかわせるならば、
日経平均の先行きはそれだけ明るくなります。
前号メルマガ(第231号:9月23日)で分析した通り、
世界各地に燻っているグローバル・リスクは、
依然として予断を許さないものがありますが、
日本の安倍政権が政治的にも安定しており、
内政・外交の両面で株高政策を遂行できるのは、
日経平均には心強い材料であるのは事実です。
米国の株価上昇が止まったのは気がかりですが、
米国の利上げで円安が加速していけば、
「24000円ライン」を固めるために必要な、
上昇圧力が創出される可能性もあります。
今週末には日本の国内政局の点でも、
大きなイベントが控えていますので、
こうしたことを踏まえながら、
次号メルマガで秋以降の展望を分析します。
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