日米の国内事情と「秋の相場」の注意点。
昨日の日経平均は大幅上昇。
世界的な新型コロナの収束に向けて、
少し希望が見え始めたことに加え、
中国が米国にかなり歩み寄る形で、
「第1段階の合意」の履行に向け、
協議することで合意したことなどが、
「好サプライズ」として作用しました。
米国側は中国に対して手加減をせずに、
今後も追い込み続けるとみられますが、
中国側が全面的に歩み寄る意志をみせ、
米国に経済的な実利をもたらすならば、
対話や協議が成立し得るということは、
米国市場にとっては大きな話であり、
株高を促進する材料として機能します。
米国株の上昇に「連れ高」する形で、
日経平均も久々に大きく買われており、
「2万3千円の攻防」から少し上放れして、
「コロナ後の最高値」を目指しました。
8月初旬から始まった「環境改善」が、
ここでまた一歩進みそうであることは、
率直に歓迎して良いものと思われますが、
状況の全面解決を意味するものでないのは、
いまひとつ注意が必要かもしれません。
米中両国が「衝突コース」を回避したとは、
現時点ではまだ言えないことは確かです。
中国は経済面で歩み寄る姿勢はみせても、
外交・軍事面での米軍側の挑発に対し、
中国軍は猛反発した軍事演習を実施して、
プレゼンスを示そうとしています。
前号メルマガ(第331号:8月23日)では、
米国側の国内事情について書きましたが、
大統領選の「選挙戦略」の一環として、
もうひと波乱、ふた波乱はあり得るため、
この「環境改善」が本物かどうかを、
見守り続ける必要がありましょう。
また、日本でも政界が騒がしいです。
「健康不安説」について安倍総理本人が、
火消しをする方向で調整されており、
市場はまだ大きく動揺していませんが、
永田町は虚々実々の駆け引きが始まり、
相当に騒がしくなってきています。
日米とも「次の指導者」をめぐって、
「秋の相場」を動かす材料が出るかどうか、
よく注意して臨みたい時期ですので、
次号メルマガ(第332号:8月30日)で、
最新情報を踏まえて分析する予定です。
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