各国の国内政局が動かす世界市場。
昨日の日経平均もほぼ動かず、
大引けは前日比でわずか4円高。
米国市場の休場という事情や、
新たな材料が何も出ないこともあり、
売買代金はまた記録的な低調ぶりで、
ほとんど動意のない一日でした。
もっとも、今後もこの状況が続くとは、
到底、思えない状況にあることも、
前号メルマガ(第280号:9月1日)などで、
詳しく分析してみたところです。
英国のEU離脱をめぐり首相と議会とが、
すでに激しい応酬を繰り広げており、
総選挙を含む様々なシナリオが浮上し、
どう転んでいくか全くみえません。
英国が一転して離脱を思いとどまるのか、
あるいは「合意なき離脱」を余儀なくされ、
その後に来る「未知の領域」において、
世界市場全体が脅かされるのかは、
政府と議会の攻防で決まっていきますが、
張本人の英国人ですら読みかねており、
相場の先行きは全く不透明な状況です。
ともあれ、英国や欧州をめぐる諸問題は、
国内政局が要因となって激震が走り、
経済と外交が振り回される展開に、
今しばらくは要注意ですので、
次号メルマガ(第281号:9月8日)のなかで、
新展開を織り込んで分析する予定です。
また、「米中対決」に緩和策はみられず、
休場明けの米国市場がどんな反応をするかは、
日経平均にとっても重要な要因のひとつです。
米中双方とも国内政治上の課題が優先され、
外交政策、経済政策が振り回されますが、
どちらの政権も盤石とはいえない以上、
極端な展開になる恐れは常にあります。
こうしたなかで日本の安倍政権は、
相当に活発な「外交戦」をこなしつつ、
国内政局の上でも「転機」を迎えます。
内閣改造と党人事の日程も決まったことで、
今後の安倍総理の政権運営の大きな方向性が、
おおよそ見えてくる可能性があることは、
前号メルマガ(第280号:9月1日)でも、
詳しくその理由とともに指摘しましたが、
政権がどんな形で存続していくのか、
あるいは誰にバトンタッチしていくのかは、
日経平均にとって決定的に重要な要因です。
日本市場にほとんど動意がないといっても、
刻一刻と情勢は激しく変化していますので、
状況判断に注意し続ける必要があります。
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