「9月相場」に警戒される「ひと波、ふた波」。
(午前0時の更新です)
昨日も日経平均は続落。
さほど大きな下落でもなく、
また、値幅も小さく膠着気味でしたが、
積極的に買う材料はありません。
北海道地震の詳細な情報が入るたびに、
日本経済の災害に対する脆弱性が意識され、
どうしても買いを躊躇させられました。
台風21号で損なわれた大阪の都市機能も、
完全復旧にはまだまだ時間がかかります。
関西空港と新千歳空港という、
外国人訪日客にも馴染みの深い国際空港が、
2つながらに長期間、機能を止めれば、
秋の観光シーズンには大きな打撃となります。
実際の被害以上に風評被害も気がかりであり、
日本経済にはなんとも「痛い」話といえます。
日経平均の弱気の度が強まるのは当然です。
また、海外要因もほとんど好転しません。
米国が仕掛ける「貿易戦争」がどうなるか、
依然として全く見通せない状況です。
カナダとの交渉が決裂したならば、
メキシコとの二国間合意だけとなりますが、
事実上、NAFTAが消滅することを意味し、
さすがにそれは米国議会が許さないはず。
カナダが強気の交渉態度を崩さないのは、
それなりに勝算があるのかもしれません。
政権内や側近からの告発が相次いで、
政治的に苦境に立つトランプ大統領ですが、
北米の「貿易戦争」が行き詰まるならば、
中国、欧州、日本に対する「貿易戦争」か、
中東や東アジアでの「戦争ゲーム」において、
新しい「見せ場」を作る必要にかられます。
もともと材料が満載の「9月相場」ですが、
次のひと波、ふた波への警戒が高まっています。
8月後半からの「凪」が影を潜めたことを受け、
次号メルマガ(第229号:9月9日)では、
世界市場が何を警戒しているのかを分析し、
今後の相場展望を分析する予定です。
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