「次のトリガー」は何か。
昨日の日経平均は続落。
前夜の米国市場の下落が直撃してのことですが、
NYダウが459ドルも下げた翌日なのに、
日経平均は96円安まで持ち直して引けており、
日本市場の底堅さのようなものも感じられました。
2月初めから内外で異常事態が続いたことで、
日経平均も異常な「株価位置」まで沈みましたが、
やはり異常なものは異常なものなのです。
依然として米中両国の「貿易戦争」や、
朝鮮半島や中東の「地政学リスク」など、
相場の「重石」がのしかかってはいますが、
国内政局で時間的な余裕を得たことで、
安倍政権は「反転攻勢」を準備しており、
官邸は盛んにそれを吹聴しているところです。
さらには野党がこのタイミングで内ゲバを始め、
政権を追及する勢いが大いに鈍っています。
前号メルマガ(第206号:4月1日)で述べたように、
「また、神風が吹くかも」との警戒が存在する限り、
市場を売り崩す力も鈍ると思われます。
わりとショッキングだった米国株下落の翌日に、
むしろ日経平均が持ち直す動きをみせたのは、
そうしたことが背景にあると思われます。
もっとも。
ということはつまり、今後の日経平均は、
政権側の出す「玉」が惨めな結果に終われば、
また奈落の底に沈むリスクを抱えているといえます。
「森友事件」が終わってもいないのに、
政府・与党からは次々と不詳事が相次いでおり、
政権の基礎体力をじりじりと奪いつつあります。
4月中旬あたりには政局の上でもまた、
新展開を迎えそうな日程が控えていますが、
安倍政権がそのあたりで何らかの決断を下して、
「森友事件」を振り切ろうとするという噂も、
ここ数日、永田町でしばしば耳にします。
いずれにせよ、油断してよい状況は何ひとつなく、
いつでも再下落が発ししかねないところですので、
何が次の上下動のトリガーになり得るのかを中心に、
次回メルマガ(第207号:4月8日)で詳しく分析します。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第206号:4月1日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す