今日から「3月相場」。「反転攻勢」のシナリオはあるか。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は大きく反落。
パウエル証言による米国株の下落を見る限り、
いわば「下げて当然」という状況だったわけですが、
終日にわたってじりじりと下げた一日でした。
ただ、パニックといえるほどの下げではなく、
むしろしっかりとよく抵抗した方だと思います。
実際、例の「株価位置」でみる限り、
日経平均の「下値余地」はあまりありませんから、
この水準より下に売り込むのも勇気が要ります。
米国の「長期金利」の動向だけをみると、
過度な「円高」が起きづらいということもあります。
昨日、猛烈に売られる動きがなかったことは、
暴落「後」の「新しいコンセンサス」の形成を、
やはり示している可能性があるといえ、
3月の一連の重要日程をなんとかこなせば、
再上昇の機運が芽吹く可能性を示唆しています。
もっとも、まだ重要日程は残っています。
ひとつ重要な要素として米国側の状況だけでなく、
日本の当局の動きをしっかり見極めることがあり、
それなしで相場環境についての確定的な判断は困難です。
昨日も国会は荒れ模様のなか、
(つい先ほど)予算案が衆院を通過しました。
国会関係者に長時間で無制限の「残業」を強いつつ、
またもや深夜まですったもんだを続けたわけですが、
こういうことの煽りを受けていることもあって、
日銀の総裁・副総裁の同意人事は進んでいません。
また、例の「働き方改革」で後退を余儀なくされ、
政権は政局的に「火だるま」となりつつあるなか、
新しい閣僚が特大級の醜聞で炎上しつつあります。
一体、どうやってこの苦境を突破するのか。
ただ、昨日のブログでも書いたように、
「窮地に陥ると前に飛び出す」という安倍政権が、
これらの難局を振り切ることに成功すれば、
株価にもまた巻き返しの機運が出てきますので、
政権の「次の一手」は大いに気になるところです。
今日からいよいよ「3月相場」ですので、
こうした内外の新しい情勢を勘案しつつ、
次号メルマガ(第202号:3月1日)でシナリオを分析します。
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