「2月相場」の「最悪のシナリオ」について。
(午前1時の更新です)
昨日の日経平均は大幅反落。
武漢肺炎の情報が錯綜していますが、
毒性が低下するなどの楽観論もあり、
必ずしも「最悪のシナリオ」の通りに、
推移していくとは決まってません。
また、「最悪のシナリオ」ばかりを、
執拗にクローズアップすることで、
社会不安を招くような振る舞いも、
一般的には好ましいといえません。
疫病なのですから風説やデマではなく、
科学的で合理的な考え方に基づいて、
冷静に対処することが肝要でしょう。
ただ、相場の先行きを考える上では、
常に「最悪のシナリオ」の存在は、
無視するわけにはいかないものです。
これまでも書いてきたように、
実際にそうなるかどうかは別の問題で、
「最悪のシナリオ」があること自体が、
市場を荒らす材料にされるものですし、
その「最悪のシナリオ」を避けるために、
当局や各企業が打った数々の措置が、
「経済災害」を招く恐れもあることも、
前号メルマガ(第301号:1月26日)で、
理由や背景とともに分析しました。
昨日は主要企業の閉鎖や撤退という、
ショッキングな報道が相次いだ上に、
こうした「経済災害」の全体規模や、
持続期間が見通せないことなどを、
不安心理としてうまく使われた結果、
売りが売りを呼ぶ展開になりました。
この水準まで下げてくるのは、
最近のメルマガの指摘を踏まえれば、
不思議でも何でもないわけですが、
これまで、ある程度、固いとされた、
2万3千円ラインを割り込むなら、
日経平均をめぐる市場の空気は、
大きく変化することになったまま、
「2月相場」に突入する恐れがあり、
ちょっと嫌な感じがするところです。
また、武漢肺炎とは全く別の文脈で、
米国株の「バブル化」をもたらした、
重要な前提条件のそのものに、
疑問が持たれかねない新材料が、
米国で発生しつつありますが、
これが前号メルマガで指摘した、
中国の「政治リスク」と絡んで、
もうひとつの波乱の要因として、
クローズアップされる恐れもあります。
次号メルマガ(第302号:2月2日)では、
1月に株価を高騰させた要因が、
逆転する恐れも踏まえた上で、
疫病による「経済災害」とあわせて、
「2月相場」のシナリオを分析します。
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