北、動く。そして、「12月相場」へ。
昨日の日経平均はようやく反発。
前夜、米議会で次期FRB議長が、
12月の利上げを示唆したことに加えて、
金融規制の撤廃についても言及したこと等で、
米国株が沸騰するように上昇を遂げ、
為替にも円安の圧力が働きました。
日経平均にとっては強力な「追い風」であり、
他に何事もなかったならばこれを契機として、
11月9日の「高値波乱」後の「調整」を脱し、
するすると上昇してもおかしくないところです。
しかし。
北朝鮮のICBM発射が水を差しました。
もっとも、ここ数日、警戒されていたのは、
ミサイル「実験」という「挑発」ではなく、
北朝鮮の「奇襲」という「軍事行動」です。
また、今回の高高度のロフテッド軌道は、
日本列島の上空を通過しなかったこともあり、
やや安堵したという声も聞こえてきますが、
米中の側からの「対話」の呼びかけに対して、
北朝鮮が「ひじ鉄」を喰らわせたことになり、
緊迫度が高まったことは間違いありません。
現時点では話が国連安保理に持ち込まれる模様で、
米中両国とも即時の軍事行動などは示唆しておらず、
相場にパニックなどは発生していません。
しかし、せっかく「調整」を脱して上昇しようにも、
重苦しい「重石」として作用しているところです。
今後、ボールを投げられた米国と中国がどう応じるかで、
大波乱の展開になりかねない状況であるだけに、
やはり注意が必要な局面かと思われます。
こうした状況で明日から「12月相場」に突入します。
日本及び米国経済の「潜在力」だけを見れば、
日経平均は最高値をつけておかしくありませんが、
北朝鮮情勢を始めとする幾多の「不安」が、
いつ、どんな波乱を引き起こすかわからないという、
スリリングでダイナミックな月になりそうです。
ここを超えて、ようやく来年の展望が開けますので、
次号メルマガ(第189号:12月3日)のなかで、
最新の情勢を織り込んで見立てを述べたいと思います。
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