「選挙後のシナリオ」。
昨日の日経平均は44.5円の上昇。
選挙情勢を見極めたいという人も多く、
なかなか上値が重い展開が続いています。
一方、海外からの「追い風」は継続中。
米国経済は絶好調を維持しており、
北朝鮮、中東、欧州の「地政学リスク」も、
米国の「政治リスク」も「中休み」の状態です。
安倍政権側が総選挙になんとか勝利して、
「株高政策」を継続できる見通しが立てば、
日経平均はふわりと上昇するかもしれません。
衆院選については毎日、激震が続いています。
といっても良くも悪くも「小池劇場」の独断場。
小池氏側がバタバタと手を打つ一方で、
安倍政権側はほぼ「音無しの構え」をもって、
野党再編の様子を見つめている状況です。
もっとも、ここ数日の希望の党は、
政権奪回のために与党を攻撃するよりも、
野党内にいるリベラル勢力との対決に、
より多くのエネルギーを費やしています。
公示日直前になってこんなことをやっていては、
与党側が有利になっていくのは明らかです。
「大半は希望の党として自公と戦う。
そうでない人々は民共の枠組みで自公と戦う」
という「勝利の方程式」が約束されたからこそ、
民進党側は事実上の解党に応じたわけですが、
小池氏側の一方的な「裏切り」で反故にされ、
リベラル勢力には「刺客」が差し向けられます。
当のリベラル勢力だけでなく、
連合も小沢一郎氏も面喰っているようです。
まさに「政界は一寸先が闇」の展開ですが、
これは「裏切り」や「背信」として大反発されており、
少なくともリベラル勢力に属する人々の怒りの矛先は、
今や安倍総理より小池氏のほうに向かっています。
フランスのマクロン政党(共和国前進)も、
候補者を選別して入党させましたが、
「大御所」とされる一部の人々の処遇には注意し、
政党全体のイメージ低下を懸念して、
少なくとも対立候補は立てませんでした。
小池氏側はあえてそれをやったわけです。
また、ただでさえ駒の数が足りない野党の陣営が、
お互いに「不倶戴天の仇」としていがみ合い、
全面対決モードに入ったことそれ自体で、
「非自民・連立政権」の可能性は低くなります。
自公が政権を守り抜く公算が高まれば、
それだけ日経平均にも「追い風」となり、
市場の関心は「選挙後」に向かうと思われます。
情勢は日々刻々と変化していますので、
新しい情勢を整理して政界の構図を考えた上で、
次号メルマガ(第181号:10月8日)のなかで、
総選挙の勝敗のおおよその行方と、
「選挙後のシナリオ」について分析します。
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