改造内閣のお手並み拝見。
(午前0時半の更新です)
第3次改造安倍内閣が発足。
大半が大臣経験者という手堅い布陣です。
顔ぶれに新味がなくインパクトには欠けますが、
「お友達」を排除し「アンチ」を取り込んだことで、
政権の寿命を延ばす効果はあったといえます。
市場も特に「失望」はしてはおらず、
日経平均を売り込む動きは観測されません。
ただし、「期待」が高まったかというと、
こちらのほうもまだとりたてて材料がありません。
「経済で結果を出す」とはいうものの、
結果を出すための新しい「玉」は出ておらず、
良くも悪くも判断をする材料に欠けています。
そうしたこともあり、市場全体の反応も、
まずは改造内閣の「お手並み拝見」というところ。
米国雇用統計を控えていることもあり、
特段、買いが広がる展開になることもなく、
日経平均は「2万円ライン」付近に逆戻りです。
「玄人目線」では比較的「良い改造」に思えますが、
効果が出るのは良くも悪くもこれからです。
政権への支持率面での浮揚効果がそれなりに高く、
また、「経済最優先」でシャープな「玉」を出せば、
日経平均が「ふわりと軽くなる」可能性はあります。
内閣の布陣も決まり、永田町や霞が関では、
ちょっとびっくりするような「玉」も囁かれます。
存亡の危機にある安倍政権だからこそ、
全てを吹き飛ばす「玉」を考える誘惑は確かにあります。
もっとも、今回の「守りの布陣」には、
多少の波乱要因もあることは否定できません。
閣外で干されていた人々を閣内に取り込み、
遠心力を求心力に変えることができればベストですが、
なまじ閣内で総理の意に反する言動を乱発されたら、
それ自体が即座に倒閣の材料となるリスクもあります。
そのあたり永田町の例の「噂」との関係もあわせて、
次号メルマガ(第172号:8月6日)で分析をします。
それから野党のほうも動きが派手になっています。
与党内も与野党の間も激烈な「権力闘争」です。
相手を出し抜き、打ち倒すことで、
権力を奪取することが政治の真骨頂です。
そして、うまく誰かの狙いがはまれば、
政界では常にどんでん返しが発生します。
今、「〇〇氏だからこう動くだろう」といった、
従来からのセオリーは効きづらくなっていますので、
そのあたりも次号メルマガでお伝えします。
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