(午前0時の更新です)

「改造効果」で内閣支持率は少し上昇しましたが、

市場のほうは「失望」も「期待」もまだなし。

先週末の米国雇用統計が相当に強かったため、

円高傾向が止まって為替も膠着気味となり、

日経平均はまた「2万円ライン」で膠着状態です。

内閣改造で安倍政権は「突然死」を回避しましたし、

「後継政権」への禅譲ラインも明示されました。

権力と政策に中長期的な一貫性が示された上に、

まだしばらく「公的資金」が株価操縦を続けます。

そのため海外等でよほど突発的なことがない限り、

「2万円ライン」は堅いという見方が一般的です。

問題はここから上げる材料があるかどうかです。

「政権浮揚」とは通常なら主に支持率のことですが、

安倍内閣は支持率と日経平均株価を同義と考えています。

また、「経済で結果を出す」とも言っていますが、

安倍総理の言う「経済」は大抵の場合、「株価」です。

これが「株内閣」との異名をとってきたゆえんですが、

その安倍内閣が「改憲スケジュール」まで封印して、

「反転攻勢」をかけるというのであれば、

株価対策にそれなりの「玉」が出ると「期待」され、

事実、霞が関には官邸からハッパがかけられています。

また、改造内閣に入閣した人々の中には、

その本人が「想定外だった」と周囲に語るほど、

安倍総理と距離が遠い人が散見されます。

そうした(厄介な)人々というのは、

政権が「反転攻勢」を成功させない限り、

今度は内閣を倒す側に回る恐れもありますから、

「株価対策で何かやるはずだ」との見方は根強いです。

ただ、前号メルマガ(第172号:8月6日)に書いたように、

びっくりするような「大玉」の「噂」もあるのですが、

政権内と霞が関とのパワーバランスもあって、

出したくても出せない「玉」のほうが多いようです。

はたして、政権の「次の一手」は何でしょうか。

市場のほうはバカンス・モードで夏枯れですが、

安倍政権は事実上、お盆休みを返上して、

「反転攻勢」の準備に余念がありません。

それから、野党のほうは、特に民進党の代表選と、

都民ファーストの国政進出への思惑が絡み合い、

「野党共闘」と「政界再編」の2つのシナリオが、

日替わりで永田町を駆け巡っています。

政界は到底、「波静か」とはいえない状況ですので、

私もお盆の間、情報の収集と分析に注力をし、

お盆休みの間もメルマガを配信するつもりでおります。

(ただし、「短縮バージョン」になりますが)

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