それで、どんな「玉」が出るのか?
FOMCを無事、通過。
「まさか」の資産縮小はなく、利上げも据え置き。
安心した米国株は高騰していますが、
この人が何かをするたびに株価が上昇するのは、
さすが「ハトの女王」イエレン議長の面目躍如。
ただ、FOMCで波乱が発生しなかったとはいえ、
再び円高気味になったのは日経平均には重しです。
安倍政権が3つの「試練」をなんとか終え、
昨日の日経平均は「2万円ライン」を回復し、
さあこれから「反転攻勢」というところに、
円がふたたび110円台を伺うのは歓迎できません。
そんなわけで。
今日も人気議員の醜聞を週刊誌が報じるなど、
満身創痍の様相を呈する安倍政権ですが、
「反転攻勢」は「経済で結果を出す」ことで、
再び、支持率を高く誘導することが主眼とされます。
このことは海外でも広く報道されていますので、
来週の内閣改造に絡んでどんな「玉」が出るか、
それなりの「期待」が寄せられているわけです。
政権は発足以来、最大の窮地にあるといえますが、
だからこそ最大級の「玉」を出さなければ、
この局面を打開するのは難しいとみられます。
今、官邸の中枢が直々にハッパをかけて、
各省庁に「玉」出しを強いていると聞きますが、
「目玉」となる「玉」は2つくらいのものがあり、
確かにそれらを出せば株価は高騰しそうです。
ただ、それらはずっと温存されてきたというより、
これまで「玉」として出せない事情があったわけで、
案の定、「落ち目」の政権からの要求を、
激しく突っぱねる動きも耳にします。
昨日、大きく報道された「ある話」は、
そうしたことのひとつのあらわれともいえましょう。
安倍政権の場合、政界をめぐる勢力関係というのは、
経済政策の「玉」の直結するものです。
今、水面下でいろいろと激しく動いていますが、
市場の関心は安倍政権の中長期的な存続見通しとともに、
当面、どんな「玉」が出るのかに集まっていますので、
次号メルマガ(第171号:7月30日)で整理します。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第167号:7月2日発行、第168号:7月9日発行、第169号:7月16日発行、第170号:7月23日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す