「裏方」は一様にピリピリしています。
（午前0時の更新です）
日経平均は膠着。
昨日の終値は16597.30円でしたから、
やはり磁石でもあるように、
「16600円」という数字にピタリと寄せ、
先週以来の「停滞」状況を維持しています。
現時点で上げる材料はありませんが、
下には「日銀砲」が控えています。
例年になく「夏枯れ」の「薄商い」が続き、
相場全体がほとんど死んだようです。
ただ、「裏方」は一様にピリピリしています。
前号メルマガ（第122号：8月21日）に書いたように、
日銀がこれから下す決断の先に何があるかは、
もはや冗談のひとつも出ないほど重大です。
アベノミクス初期にみられた楽観ムードは、
政府・日銀の関係者からすっかり消えており、
「目標の達成」よりも「破綻の回避」に、
より軸足が移りつつあるように見えます。
民進党の代表選の経過をみてわかるように、
結局のところ野党がてんでダメだからこそ、
安倍政権は強力な人気を誇っていますが、
しかし、「経済政策の成果」という観点では、
初期の目的を達していないわけですから、
本来ならば支持率が大失速すべきところです。
こういうことを政権中枢は百も承知ですので、
「次の一手」をどうするか、
壮絶な駆け引きの最中です。
当面は、日米の金融当局がどう動くかが焦点ですが、
次号メルマガ（第123号：8月28日）で触れるように、
金融政策以外にも重要な材料が、
この秋には続々と出て来そうです。
いずれ、動くときには大きく動くはずですので、
焦らず、あきらめず、相場を注視したいと思います。
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