「8月の危機」になるのか?
(午前0時の更新です)
日経平均が下げています。
月曜日の「人為的な」上昇はあったものの、
基本的に下方圧力がかかっていることは、
前号メルマガで申し上げた通りですが、
「人為的な」買い支えがないナイトセッションでは、
連日、ずるりずるりと下げ続けています。
日銀が単独で買い向かうという意気は結構ですが、
PKOにできるのは、基本的に「株価の維持」まで。
海外勢が本腰を入れて買ってこないと、
日経平均の本格的な上昇は困難です。
良くも悪くも徹頭徹尾「政策相場」です。
参院選が終わった直後に安倍総理自身が動き、
先週まで政府主導で「期待」の風が吹きましたが、
経済対策決定も日銀会合も通過し、
この内閣改造をもって「玉」がひと段落します。
「期待」の風を煽って上昇した分を、
さらに上回る内容の「事実」が出たのなら、
「玉」が出た後も継続した上昇はあり得ますが、
どうも今回はそういうわけでもなさそうです。
では、この後、何が起きるのか?
「ヘリマネ」であれ何であれ、
政府・日銀が「期待」をつなぐことができれば、
まだ上昇圧力は働く可能性がありますが、
ひとたび本格的な「危機」が破裂したら、
そうした努力では太刀打ちできなくなることは、
これまでも述べてきたことです。
すでにいくつか「危険な兆候」が出ていますが、
それらが「8月の危機」になるのかどうか、
次号メルマガ(第120号:8月7日)で、
考えられるシナリオを分析したいと思います。
その先に、今後の投資戦略が見えてくるはずです。
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