海外勢がどう挑んでくるか。
昨日の日経平均は大幅安。
誰かに仕掛けられたというより、
買い手不在の中、ずるずると下げた印象です。
また、内閣改造をもって参院選後に出された、
一連の「玉」が出尽くしたとみられた模様ですし、
日銀がいくらETF買いしようと、
この円高ではさすがに下げ圧力は強いです。
いずれにせよ、前号メルマガに書いた通り、
下げ圧力が徐々に勝りつつあるようです
PKOは不発だったようですが、
どういうタイミングでどんな規模でPKOが出るか、
その手の内を読まれつつあるようで、
今後、特に8月後半以降の相場が懸念されます。
当面は16000円ラインでの攻防になりそうですが、
上昇要因に目立ったものがない一方、
「底」はまだまだ下にあります。
「底」についての私の見立ては、
次号メルマガ(第120号:8月7日発行)に書きますが、
7月に吹いた「期待」の風がやんだ後の日本市場に、
バカンス後に海外勢がどう挑んでくるかは、
やはり相当に気になるところではあります。
ところで。
内閣改造が終わりました。
新防衛大臣が大きく注目されていますが、
それよりも重要なのは「安倍政権の権力基盤」が、
今回の内閣・党の人事でどう変化したかということ。
昨年のメルマガで何度か触れた「二階幹事長」が、
急転直下で誕生したことや、
官邸から出たり入ったり残ったりの一連の人事で、
安倍政権を誰が支えているかが明らかになりました。
「改憲」や「経済政策」など重要な案件も、
かなり影響を受けてくると思われます。
また今後2年間は安倍政権が継続すると仮定しても、
そろそろ「ポスト安倍候補」が固まってくる頃です。
次号メルマガではこのあたりのことについて、
私が見聞した内容を書く予定です。
「少し先」の未来が、ちょっとだけ見えるかもしれません。
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