(午前0時の更新です)

ようやく、日経平均が反発。

先週、叩き落とされた16000円のカベに再トライです。

もっとも、戻りの水準は為替次第ですので、

あんまり安心し過ぎるわけにはいきませんが、

今年7月に参院選が行われるのは確定事項ですので、

5月までには政府・日銀が「玉」を繰り出すことも確実です。

「玉」の規模がサプライズになるのか、

予想の範囲内、もしくはそれ以下になるのかで、

今年年央の日経平均の上値は決まると思われますが、

いずれにせよ、「玉」が出るまでは「期待」は存在します。

前号メルマガ(第103号:4月10日発行)で詳しく書きましたが、

足元での為替への攻勢が落ち着けば、

「玉」への「期待」からの上昇圧力も効いてきますので、

先週、警戒された大きな突っ込みの可能性は低まったと考えます。

ただ、米国株は相変わらず高いですし、原油も戻したものの、

金価格はまた上昇を開始しています。

足元の為替市場は、「投機の円高」や「実需の円高」など、

複数の説明がなされていますが、

世界中がリスク・オフに傾くなかで、

「安全資産」としての円が買われている側面も否定できず、

それゆえに日本政府も弱り切っています。

金や円に買いが集中するというのは困ったものです。

どうも、世界中が妙な空気になってきました。

ちょっと前まで「想定外」だったことも起こっています。

先週リークされた「パナマ文書」が、

中国やロシアなど各国の指導者を直撃し、

すでにアイスランドでは政権が崩壊していますが、

今、今年の「危機シナリオ」のひとつを防ぐキーマンが、

政治的に極めて大きな苦境に立たされています。

今年はいろいろな「危機シナリオ」がありますが、

そのキーマンが関与する「危機」は最大級のものです。

しかも、それは安倍総理にとって最も嫌なちょうどその日に、

世界全体を巻き込んで破裂するかもしれないというのですから、

まったくもって、出来過ぎたシナリオでもあります。

7月の国政選挙を前にして、政府・日銀の「玉」によって、

日経平均は再上昇する可能性を多くの人が信じていますが、

パナマ文書から発するその「危機」がその日に破裂するなら、

日本政府の「玉」どころの話ではないことは、

一応、頭に入れておいたほうがよいとは思います。

ただでさえ、市場のセンチメントが悪化している今、

毎日、万単位の方がご覧になるこのブログで、

いたずらに「憶測」で危機感を煽るのは良くないですので、

シナリオの詳細は次号メルマガ(第104号:4月17日)で、

「なぜ、そうなるか」「何がシグナルか」

といった点とともに書かせていただくつもりです。

いずれにせよ、やはり、どうも妙なことになっています。

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