経済学よりも心理学の領域。
（所要につき、明朝の更新ができませんので、今夜のうちに短めに）
昨日の日経平均は248.30円安。
ＩＢＭショックなどＮＹ市場の不調を引きずった形ですが、
一昨日の段階でメルマガで公表している例のラインを超えましたし、
ギリシャ危機、中国危機からこちらの急上昇を考えると、
ここらでいったん調整が入っても不思議ではない状況ではあります。
（私の待ち構えゾーンまで本当にあと少しでしたが・・・）
ただ、ナイトセッションでは欧米市場の回復とともに切り返してきました。
昨年夏頃まではひとたび下げれば400円、500円と一直線でしたが、
昨年秋から相場の様子が変わり、日経平均は容易には下がりません。
安倍政権の足元はふらついてきますが、
この政権が発動させた株高政策の「玉」「実弾」が続く限りは、
海外勢も恐ろしくて簡単には日本売りを仕掛けられません。
まだまだ「上昇圧力」は効いていますので、
適度な調整はあっても、内外に突発的な事態でもない限り、
基本的に「日本株独歩高」のエネルギーは維持されると考えています。
ただ、短期筋のなかには9月のいろいろなイベントをネタに、
またぞろ「期待感」や「不安感」を煽って相場を攪乱しようと、
今の段階から虎視眈々と狙って者もいるという話も聞きました。
「相場操縦者」は皆が「上だ」と思う時に下げのサプライズを決めたり、
皆が「下に行く」と信じているときに踏み上げを食らわせるのが、
より、利益としては大きく、おいしいと考えるものです。
「目先の値動き」というのはやはり徹底して「心理戦」ですので、
振り回されないように注意をしたいものです。
ある意味では短期の勝負は経済学より心理学の領域かもしれませんね。
いずれにせよ今後の見立ては次号メルマガ（第66号：7月26日発行）で。
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