先週末の米国雇用統計で、当面の日経平均は「救われた」形です。

ナイトセッションでは15900円台を回復し、今週のSQ週に突入します。

日経平均の先高感は継続中ですが、先週の調整がやや浅かったのは気になります。

クリアに15000円台前半まで下がっての再上昇ならば見ているほうも安心ですが、

SQ週ということもあり、もうひと波乱、ふた波乱あってもおかしくはありません。

目下の相場のかなりの部分は、政府がどう動くかにかかっていますし、

それを受けてヘッジファンドがどう相場を攪乱するかで決まります。

それはつまり、「予測不能」ということです。

現時点での株価位置は、高くもなく、安くもないですから、

私としては手がけるつもりは全くありませんが、

読者のなかで売りであれ、買いであれ、エントリーなさる方がおられましたら、

何の理由も予兆もなく、上にも、下にも500円くらいは瞬時に動く相場であると、

肝に銘じた上で、適切なリスク管理のもとになさいますようお勧めします。

無論、そんなSQ週にも「安心、安全、堅実」なエントリー・ポイントが、

出現する可能性はあります。

どういう条件の時かは、前号のメルマガ(第24号:10月5日発行)に詳述しました。

興味のある方は参考になさってください。

ところで。

多くの読者の皆様に私の体を気遣っていただきました。

心より、お礼を申し上げます。

また、先週の大変動の際に、私の見立てがピタリはまったため、

たくさんの方が、利益を上げられたことのお礼をおっしゃってくださいました。

皆さんの、そのお言葉が私の力となっております。

この場をお借りして、重ねて深くお礼を申し上げます。

(※ 以下に、お礼や励ましのメールの一部を紹介いたします)

~~~~~~~~~~~~~(読者の声)~~~~~~~~~~~~~~

●300円幅でとらえることができました

いつもブログ、メルマガを楽しみに欠かさず読んでいます。
株を初めてまだ1年足らずの初心者です。
先生の見立てに従い、昨日の暴落では300円幅でとらえることができました。
(N様)

●順調に利益を重ねています

時鳥様、いつもメルマガ、Twitter、blog運営など
本当に大変だと思いますが今後共宜しくお願いします。
メルマガがつづく限り解除するつもりはありません。
先物取り引きなどした事がなかった私でも順調に利益を重ねています。
本当に感謝でいっぱいです。
(K様)

●弱小個人投資家の唯一の剣です

お世話になっております。
いつもいつも感動と衝動と衝撃と成長をありがとうございます。
時鳥さまの情報は弱小個人投資家の唯一の剣です。

24号を読み終え、感動のあまりの返信です。

今回、夏から秋へのエントリーポイントの一連の「読み」と「解説」
びっくりするほどの的確性と鉄の確信には
息を飲むような展開と結果で大変勉強になりそして痛快でした。
素晴らしいです!ありがとうございます!
そして、ご苦労様でした。
高熱をおしての配信を受け取るたびに感涙いたしました。
(E様)

●まさに自分が求めていたものでした

それで辿り着いたのが時鳥さんのブログでした。
こまめに利益を確定させながら種をゆっくり育てる。
まさに自分が求めていたものでした。
それ以来、私は時鳥さんのブログの更新を毎日楽しみにし、
毎週1回のメールマガジンを楽しみにしています。
(M様)

●驚愕いたします

一読者です
今般は大変な体調不良のおり健康を阻害してまでの
執筆については驚愕いたします
(A様)

●日本一の情報の質

日本一の情報の質だと思います。
出会って2カ月ですが、すばらしい内容に感謝しています。
是非継続していただきたいと思っています。
(R様)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ところが、残念なことに、あれほど私が「売り目線」と言っても、

新高値の更新で「恐怖」にかられて、「買い」を入れた方もおられます。

ブログのコメント欄のrenta様もそのお一人です。

もっと深刻な方からもメールをいただきました。

その方は、私が指摘した高値圏でたっぷりの売り玉を建てることに成功されました。

そのまま待っていたら、あの暴落で巨富を得たはずですが、

目の前で契約している証券会社のシグナルが「買い」を告げたそうです。

そこで恐怖にかられてしまい、あの高値圏で同時に買い玉も建ててしまい、

両建てのまま、あの大暴落に突入してしまったのです。

それだけならまだしも、恐怖が最高潮に達したその方は、

なんと暴落の底値圏で売りを入れてしまわれたとのこと。

こうして、16200円以上の両建てと、15600円台での売り玉を抱えてしまい、

どうしていいか途方に暮れているというメールをいただきました。

現時点で、損失額は数千万にのぼるそうです。

どなたも同じような経験があるでしょうから、

この方を笑うことはできないでしょう。

気の毒といえば気の毒ですが、こうなった以上、仕方はありません。

建玉の数を存じ上げませんので、詳しいアドバイスは不可能ですが、

たとえば

① 今週、SQ週の波乱15500円台に突入(全ての売り玉を決済)

② アベノミクスの成功を祈って、買い玉の救済を待つ

といった具合に、奇跡のように物事が進めば、全ての玉で利益が出るはずです。

しかし、そうなるかどうかは神のみぞ知るですし、

また、たとえそうなったとしても、全ての玉が救済されるには、

数か月から半年以上かかる可能性がありますから、

その間、寝ても醒めても「含み損」の重みで心と体を苦しめることになります。

相場の世界では昔から、

「迷ったら売り」

「休むも相場」

という格言がありますから、もし、私がその方の立場ならば、

こんがらがって、何をすべきかわからなくなった瞬間に全玉を決済し、

次のシナリオの検討と、着実に利益を出す戦略の作成にかかると思います。

自分がどんなに努力しようと、相場を思ったとおりに動かすのは不可能です。

むしろ、下手な小細工をやればやるほど深みにはまり、傷が深くなります。

だからこそ、致命傷になる前、次の戦いができる戦力が残っているうちに、

もう一度やり直すしかないというのが、古今東西の相場の教えです。

それにしても、新高値更新中に買い玉を建てるのは、

私にとっては非常に「勇気」が必要なことですが、

renta様やこの方のように、実際は「恐怖」でそれをさせられます。

それが、相場の怖さです。

それゆえ私は常に、

 「相場とは、欲と恐怖の増幅装置。
  欲につられ、恐怖にかられ、身を滅ぼす」

と申し上げているわけです。

そういうふうに、神が「設計」したのが相場だと割り切っています。

だからこそ、「欲」と「恐怖」を克服することを徹底的に突き詰めたのが、

「時鳥トレード」です。

私は、相場が上昇トレンドだろうが、下降トレンドだろうが、

一向に気にすることはありませんが、「安心、安全、堅実」なゾーンだけは、

徹底的にこだわります。

また、「安心、安全、堅実」なゾーンであっても、

そこでさらなる「異常事態」が発生すれば、強烈な含み損を抱え込みます。

もし、そうなっても逃げ切れる、あるいは、救済できる「戦略」と「戦力」を、

常に手元に残しておいてからしかエントリーしません。

「欲」と「恐怖」は感情が支配する世界ですので、

これを克服するには「理性」しかありません。

そしてそれは頭の中の空想ではなく、

手元での具体的な計算と周到なシナリオと戦略の準備にあります。

このあたりは、いわば「奥儀」に属することでありますので、

次号メルマガ(25号:10月12日発行)で詳しく述べさせていただきます。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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