日米にまだ燻る「波乱」の火種。
昨日の日経平均は小幅に続落。
2万3千円ラインを割ったところから、
再び切り返していったあたりにも、
底堅さのようなものはありましたが、
しかし、上値の重さも強く感じられ、
売買ともに手がかりが見当たりません。
8月前半の「好サプライズ」によって、
ぽーんと「コロナ後の最高値」まで、
駆け上がってきた日経平均ですが、
その後は上昇を維持できる材料が、
これといって続いてはきません。
前号メルマガ（第330号：8月16日）で、
いくつか懸念する点を示しましたが、
米国の追加の「経済対策」そのものが、
やや不透明になってきていますし、
中国側が抑制的なシグナルを送っても、
米国は次々に「次の一手」を放って、
緊張緩和に応じる素振りはありません。
日本の新型コロナの「第2波」の状況は、
新規の感染「確認」数は減少しても、
重症者や死者の増加の報道が相次いで、
政権支持率の「重石」になっています。
国内の感染状況の如何によっては、
秋に政権側が「最後の攻勢」を仕掛け、
ギリギリでの突破口を開くシナリオも、
なくもないとみられていることは、
前号メルマガでもお伝えしていますが、
どうも旗色が良いとは言えない上に、
総理の健康不安ばかりが拡散されます。
危険なまでの「高値圏」にあるなか、
日米に「波乱」の火種がまだ燻ります。
主要な波乱の懸念がどこに存在し、
ひとたび破裂すればどうなるかを、
よく考えておく必要はありますので、
次号メルマガ（第331号：8月23日）でも、
最新の情報とともに分析する予定です。
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