(午前0時の更新です)

昨日のNYダウは終値でも「夢の2万ドル」超え。

すでにバブル化しつつあるとの指摘もありますが、

「トランプ相場」への「期待」は高まります。

これを受けて日経平均も急上昇しました。

トランプ氏がプラスの「玉」を出せば上昇し、

ネガティブな「玉」や言動をすれば下落するという、

前号メルマガ(第144号:1月22日)に書いた通りの、

わかりやすく単純な展開が続いています。

ただ、為替の戻りに勢いがないのが気になります。

ブログでもメルマガでも何度も書いているように、

米国でトランプ・バブルが発生するにせよ、

そのおこぼれに預かれるかどうかは、

日米両政府の関係性次第というところがあります。

トランプ氏及び彼の閣僚諸氏の発言を総合すれば、

安全保障面ではかなり「日本寄り」であるものの、

貿易通商面では予想以上に「日本敵視」を示唆しています。

しかし、対日貿易・通商政策については即断即決ではなく、

情報を小出しにしながらじわりじわりとやってきています。

このあたりにトランプ発言が「支離滅裂」の理由があり、

今後のトランプ政権の手の内が見えてきそうですが、

先方が態度を明らかにしていない以上、

永田町、霞ヶ関、産業界は戦々恐々とするしかありません。

原則として「トランプ・バブル」は「神風」ですが、

トランプ政権が日米間に本気で保護主義を持ち込むようなら、

上昇局面が突如終了する危険は否定できないことは、

一般投資家も覚悟しておいたほうがよいと思います。

今、世界は間違いなく「新体制」に移行しつつあります。

20年くらい前に書かれた国際情勢のテキストと、

今の世界の枠組はまるで別物になっていますが、

それ以上の変化を今、トランプ氏が起こそうとしてます。

おそらくはトランプ大統領の頭の中に、

「米国だけが居心地の良い体制」の青写真があり、

そこに向かって押したり引いたり、

宥めたりすかしたり脅したりしながら、

世界全体を誘導していくつもりなのでしょう。

そして、主要プレーヤー間の折り合いがつけば、

世界全体が「新体制」への移行を完了することになり、

どこかの時点で新しい世界経済秩序で落ち着いた後は、

比較的、相場環境も落ち着いてくると思われますが、

その「移行期間」というのは大変です。

激震に次ぐ激震が、

日本市場にも押し寄せる恐れがあり、

そのたびに相場全体が攪乱されかねません。

たとえ米国経済が絶好調で推移するにしても、

どうも日経平均の「黄金シナリオ」が怪しくなった今、

今年は前半、中盤、後半以降と海外から3つの超荒波が、

日本市場を襲いかねないと考えられ、

相場環境を一変させかねない恐れがありますので、

次号メルマガ(第145号:1月28日)で詳しく分析します。

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