世界がガラリと変わり、

どの国も激震に見舞われています。

2017年の最初の「まさか」は、

トランプ大統領が「選挙中の与太話」を、

本気で実行し始めたことかもしれません。

1兆ドルの財政出動や減税、

また金融への規制を2007年以前に戻すなど、

史上最大の「大盤振る舞い」は絶大なパワーですが、

将来のリスクを考えると背筋に冷たいものが走ります。

一方、「20%の国境税」や多国間協議の中止、

メキシコに壁を作り、「異教徒」を追い出すなど、

とてもまともな人間のやることとは思えない政策の数々は、

これまで米国が主導してきた価値観を根底から覆すものです。

「内向き」で「攻撃的」になった米国が、

協調を旨とする自由貿易体制を破壊する側に回り、

ロシアを除く世界中がその対応に苦慮しています。

真っ先に行われた米英首脳会談で、

EU離脱を大いに後押ししたトランプ大統領でしたが、

褒められたはずの英国ではEUの離脱派の人々からも、

今後、トランプ路線と一緒にやっていけるのか、

不安と憤りの声が渦巻いているようです。

遅れに遅れた日米首脳会談が2月10日に行われますが、

さて、日本はどうなるのでしょうか。

前号メルマガ(第145号:1月29日発行)では、

すっかり様変わりした世界の中で、

日本が注意すべきリスク要因をまとめて書きました。

安倍政権が米国の圧力をうまくいなし、あしらえば、

アベノミクスにはまだ先の希望がありますが、

ひとつふたつ重要なところで譲歩を強いられれば、

日本経済は奈落の底に沈みかねない局面といえます。

日米関係にも「まさか」は起こる可能性があり、

「まさか」が起きた際の影響はとにかく甚大です。

前号メルマガに書いたように、

良いほうにも悪いほうにも、

2月10日以降の相場は大きく動きかねません。

(悪くなる可能性がやや高いか・・・)

そして、そうした流れを読めた人々にとっては、

「億り人」になるチャンスかもしれません。

大変な内容と量なので前編、後編に分け、

2本のメルマガを配信しておりますので、

じっくりとお読みになり、

ご自身の投資戦略の参考にしていただけば幸いです。

EP(秘密エントリーポイント)についての、

非常に重要な見解も紙幅を費やして記載しております。

世界も日本も私のメルマガも、

ひとつの転機となる大事な号だと考えて、

過去最長の時間をとってたっぷり書きましたので、

私は週明けの朝からふらふらになっていますが、

寝ているわけにはいきませんので、

これからまた永田町、霞が関に向かいます。

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